夜泣きのアンケート結果|睡眠の悩みTOP3|それぞれの原因と改善策
先日、夜泣きについてのアンケートを実施しましたが、アンケート結果は下記の通り。
Twitterアンケート
今現在夜泣きで悩むご家庭にとっては、「そこまで悩んだことがない」43.2%という数字に少しびっくりされる方もいるのではないでしょうか。
運動が苦手な子がいるのと同様に、寝ることが苦手な子もいると思います。
保護者が悪いわけでもなく、子供が悪いわけでもなく、同じように育てても睡眠トラブルを抱えやすい子はいます。(兄弟姉妹がいる保護者の方だと、同じ育て方をしても子供それぞれ個性があることを体感されているかと思います)
大事なことは、睡眠トラブルの要因を特定し、要因そして子供それぞれに合ったアプローチをしていくことだと考えます。
睡眠の悩みTOP3
子供の睡眠で何を主に悩んでいるかアンケートを取ってみたところ下記の通りの結果になりました。
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それぞれの原因と改善策
「寝かしつけに時間がかかる」「夜中に何度も起きる」という悩みは沢山見聞きしますが、お子さんによってその要因は様々です。
大事なことは要因を特定し、要因に合った改善をしていくことですが、そもそも要因を特定するのが難しいかと思います。
そのため、まず大事になってくるのは「睡眠の土台を整えること」です。
頑張ってスケジュールを整えても、そもそも癖が要因で頻回に起きているのであれば、癖を取ることが改善策になります。
癖を取るためにネントレを頑張っても、子供にとって寝室の照明や稼働ランプ等が明るく気になっていたり、暑過ぎ寒過ぎでそもそも寝にくい環境だったりする場合では、結局寝るまでに時間がかかってしまいますよね。
上記のことから、要因を特定するためにも、適切なアプローチをするためにも、睡眠の土台(体内時計や寝室環境)を整えておくことはとても大事なことと考えます。
睡眠の土台について詳しくはこちら
夜間に何度も起きるケース
●スケジュールに無理があり、疲れ過ぎにより起きている場合
この場合は、最後のお昼寝起床〜就寝までの間が長過ぎて、疲れにより引き起こされている可能性があり、主に就寝後〜夜前半に見られる傾向があります。
月齢・体力・その日のお昼寝時間にもよりますが、最後のお昼寝起床〜就寝時間までの時間をお子さんに合った適切な時間に。
●明るい、暑い寒いなど寝にくい睡眠環境
この場合は、寝室環境を整えることが改善策になります。
お子さんのタイプにもよりますが、仰向けで寝る赤ちゃんが見えやすい天井の豆電球などではなく、足元を照らすナイトライトを使用する、家電製品の稼働ランプをじっと見続けているようであれば、ガムテや遮光テープなどで対策を。
赤ちゃんは体温調節がまだ未熟なのと、私たち人は体温が高過ぎると寝にくいため、大人が少し涼しく感じる程度の寝室環境が理想的。
●運動発達に伴い、動いた刺激で起きてしまう
運動発達に伴ういわゆる睡眠退行の場合のポイントは、赤ちゃん自身がその運動を随時自由に出来て慣れることです。
対応について詳しくは下記を
・寝返り期はこちら
・お座り〜たっち期はこちら
●特定の寝かしつけやアイテムが癖になっており、浅い眠りのたびに癖を求めて起きてしまう
この場合は、癖を無くすもしくは別の癖に移行させることが改善策となるので、いわゆるネントレが改善策となります。
(注:月齢によって出来るネントレ、出来ないネントレがあります)
ネントレについてはこちら
寝かしつけに時間がかかるケース
●寝かしつけをするタイミングで、すでに疲れ過ぎている
赤ちゃんは疲れ過ぎてしまうと不機嫌MAX。
そうなると寝る寝ない以前に、その興奮を抑えてあげる必要があるのため、興奮を抑えてから寝かしつけ=その分時間がかかる傾向が。
私たち大人も興奮した状態では寝にくいですもんね。
赤ちゃんのお昼寝に大事なことはこちら
●寝かしつけをするタイミングが早過ぎる
先ほど赤ちゃんは疲れ過ぎると寝にくいと話しましたが、赤ちゃんは疲れてなくても寝てくれません(赤ちゃんとは本当に難しい)
お昼寝で寝床に入ったり、寝かしつけを始めても機嫌良く長時間寝ない場合は、次からはお昼寝の時間を遅く設定してもいいかもしれません。
赤ちゃんのお昼寝のタイミングについてはこちら
●成長に伴い、今までの寝かしつでは子供が寝にくくなってきている
「今まではトントンで寝てくれていたのに寝てくれなくなった」
「今までは抱っこで寝てくれていたのに寝てくれなくなった」
というご相談はとても多いです。
しかし、仰向け状態しかできなかった赤ちゃんが、首が座り背筋が発達して色んな姿勢を取れるようになる過程で、自分の好きな寝姿勢ができてくるのは自然なことかなとも思います。
1番避けたいのは、抱っこで寝にくくなってきたけど、ベッドで寝る方法もわからないというケースです。
こうなると、子供は寝れなくてギャン泣き、保護者はとにかく泣き止ませようと必死。
親子共に大変な状況になるので、親子でチャレンジできる余裕があるときに、お昼寝をベッドでする練習を。
お昼寝のネントレについてはこちら
●良かれと思っての寝かしつけが、実は子供にとっては刺激になって寝にくい
子供にとっては「○時だからお昼寝しよう」「お昼寝しないと疲れちゃうから寝よう」なんて考えはありません。
いつも遊んでくれる保護者が一緒にたら「遊んでくれるのかな」「寝るのつまらないから遊んでもらおう」となり、寝つきに時間がかかるなんてことも。
お子さんのタイプにもよりますが、保護者がそばにいない方が寝やすい子もいます。
お子さんのタイプを見極めて適切な距離感を。
昼寝がずっと抱っこor短時間お昼寝のケース
●(抱っこケース)寝る場所=抱っこという認識で、ベッドを寝る場所と認識できていない
月齢にもよりますがこの場合は、
・ベッドを寝る場所と認識してもらう
・ベッドで寝る感覚を覚えてもらう
上記がポイントになってきます。
今まで抱っこで寝ていた赤ちゃんが、急に違う場所、違う方法で寝なさいと言われても無理なもの。
親子で余裕があるときにベッドでお昼寝をする練習を。(抱っこで寝落ちする前に寝床に下ろしてみるなど)
お昼寝のネントレについてはこちら
●(抱っこケース)寝ることと抱っこが関連づいて習慣になっている
私たち大人も○○をしてから○○をするという習慣てありますよね。(朝の支度の順番とか、寝る前にすることとか)
保護者が繰り返し毎日することが、赤ちゃんにとって習慣になります。
毎日抱っこで寝かしつける=こうやって寝るのよと根気強く教えているのと同じことでもあります。
就寝前のルーティンについてはこちら
●(短時間ケース)睡眠の発達に伴い、睡眠サイクル1セットで起きてしまう(生後3〜4ヶ月ごろに多くみられる)
生後3〜4ヶ月ごろ、赤ちゃんは大人と似たような睡眠サイクルになってきます。
浅い眠りと深い眠りを繰り返しながら私たちは寝ていますが、まだ未熟な赤ちゃんは浅い眠りのタイミングも多く些細なことで起きてしまいがち。
寝る→浅い眠り→深い眠り→浅い眠りになるタイミングで起きてしまうのが、いわゆる短時間でお昼寝を起きてしまう要因の1つです。
この場合は、
●成長を待つ
●短時間で起きてもすぐ構わない(二度寝するか10分程度様子を見る)
●二度寝してくれる必勝法があればどんどん使う(トントンすれば寝るとか、添い寝さえすれば寝るなど)
●昼夜の区別がついている月齢であれば、ある程度暗い部屋でお昼寝
●覚醒時間が短めでちょこちょこ昼寝になっている場合は、覚醒時間をのばしてしっかり昼寝できる時間を探る
●どう工夫しても昼寝時間がのびない場合は回数で昼寝時間を稼いで疲れ過ぎ予防
しかし、短時間の昼寝でもスッキリ満足する子もいるため、短時間の昼寝で満足している子の場合だと、昼寝時間をのばすことが難しい場合も。
お昼寝が短時間でも、日中機嫌が良くて夜しっかり寝れてるならOK。
●(短時間ケース)浅い眠りで起きたときに、保護者がすぐ介入して二度寝のチャンスがない
睡眠中にふと目が覚めたとき、話しかけられたり、部屋が明るくなったり、抱き上げられたりしたら?
私たち大人でもウトウトからハッキリ目が覚めてしまいますよね。
それは赤ちゃんも同じ。
あまりに短時間でお昼寝から起きちゃったときは、二度寝のチャンスを待って10分程度様子見を。
●乳幼児の睡眠に関する不安やお悩み
●スケジュールや覚醒時間に関するご相談
●寝かしつけやネントレに関するご相談
など、疑問や不安はお気軽にご相談ください
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