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ベッドの上に座る赤ちゃん

【寝る準備のスイッチ|入眠儀式】低月齢からスタートできる就寝前の習慣作り|就寝前のルーティン

入眠儀式とは、お昼寝前や就寝前など、寝る前に行うルーティンのことです。

即効性はありませんが毎日繰り返して習慣にしていくことで、

寝つきにかかる時間が減少

夜中に覚醒する時間の減少

睡眠問題が改善された研究結果も出ています。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19480226(毎晩の就寝前の習慣:幼児の睡眠と母親の気分への影響)

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25325483(幼児の就寝前のルーティン:睡眠の成果との用量依存的な関連性)

入眠儀式の役割

赤ちゃんのベッドルーム
入眠儀式の役割
  • 興奮を抑えることで寝る体の準備ができる
  • 安心感を得ることで寝る心の準備ができる
  • 特定の寝かしつけの癖と睡眠を切り離す

入眠儀式の役割は、子供が興奮している状態を落ち着かせ、安心感を与え子供の寝やすい状態を作ってあげること。

いつもと同じ状況を作り安心感を与える

赤ちゃんや幼児は「○時になったら寝る」「○分後にはこうなってる」など、先のイメージを持つことが難しいため、「○○をしたら次は○○をする」というように「いつもと同じ」であることに対して安心感を得ます。

安心感は寝るために必要なアイテムの1つでもあります。

興奮を抑え寝やすい状態にする

興奮しているときって、私たち大人もすぐ寝られないですよね。

それは子供も同じ。

就寝前に子供を興奮させてしまうと、「興奮を抑えてから寝かしつける」となり、寝かしつけのハードルが上がってしまう傾向が。

就寝前のポイント
  • メラトニン分泌を抑制させないため、就寝1時間前ぐらいから明る過ぎない部屋で過ごす(照度を落とす・間接照明・暖色系の明かりに切り替えるなど)
  • 興奮する激しい遊びはしない
  • 興奮するタイプのおもちゃは見せない
  • お風呂は就寝1時間前ぐらいが理想的

ご家庭によって出来ること出来ないことがあると思いますが、無理のない範囲で就寝前の過ごし方にアレンジを。

入眠儀式の流れ

ぬいぐるみと寝てる赤ちゃん
入眠儀式の基本的な流れ
  1. 就寝1時間前ぐらいから明る過ぎない部屋で過ごす
  2. 就寝1時間前ぐらいにお風呂
  3. 着替え・保湿など
  4. 授乳・ミルク・水分補給
  5. 月齢に合わせたリラックスする過ごし方(絵本・触れ合いなど)
  6. 暗い寝室に移動
  7. 寝床に入る

お昼寝は就寝時よりも簡易的なものでOKです。

●カーテンを閉めて薄明かりに(昼夜の区別がついてから、明るい部屋だと寝にくそうな場合は遮光した真っ暗な部屋でお昼寝もOK)

●絵本、子守唄など(絵本の読み聞かせは興奮するタイプの子もいるので、無理に絵本を読まなくてもOK)

入眠儀式のポイント

入眠儀式(寝る前のルーティーン)は毎日することだからこそ、親子で負担なく継続できるものが理想的です。

就寝1時間前から明るい部屋で過ごさない(眠気が抑制されるから)、お風呂は就寝1時間前には入る(体温が高いと寝にくいから)など、はっきりとした理由があるものに対しては基本の流れとするのが理想的ですが、寝る前に行う触れ合いに決まりはありません。

  • 絵本
  • 子守唄
  • おやすみツアー
  • 寝床で少しお話をする

上記に記載されているもの以外でも、親子で負担なく毎日継続ができて、リラックスできるものであればOKです。

お子さんの自我が芽生えてくると、1冊だった絵本が2冊、3冊、4冊・・・と増え、「まだ寝たくない!もっと読んで!」となる場合もあるので、絵本は○冊までとルールを決めることも大事です。

幼児が抱えやすい睡眠問題についてはこちら

●子供に合ったスケジュールを整えたい

●就寝前のルーティンを何にしようか決められない

●寝かしつけに時間がかかって困っている

など、お悩みや不安を抱えている場合は、お気軽にご相談ください

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赤ちゃんのねんね相談®️ー夜泣き相談ー

●赤ちゃんのねんね相談 代表 ●NPO法人 赤ちゃんの眠り研究所 乳幼児睡眠アドバイザー ●子供心理カウンセラー

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