「夜泣きで悩んでるけど、どうしたらいいかわからない!」|夜泣きで悩んだときに知って欲しいこと
夜泣きと一言で言っても、夜泣きのレベルや頻度、保護者が抱える悩みは様々です。
保護者からのお話でよく伺うのは、
夜泣きについてどこに相談したらいいのかわからない
夜泣きで辛いけど他のママも同じだろうし・・・
自分だけが頑張れてないんじゃないかと思うと相談しにくい
寝かしつけが辛いけどみんなしてることだろうし、これってそもそも悩んでいいことなのかな
など、「どうしたらいいのか」「誰に何を話したらいいのか」「そもそも辛いと思っていいのか」がわからないと吐露する保護者は少なくありません。
母乳で悩んだら母乳外来、離乳食で悩んだら栄養士、病気で悩んだら小児科など、育児で悩んだときに相談する窓口はありますが、保護者が夜泣き相談をして適切なアドバイスがもらえる窓口って、今現在まだまだ少ないと思います。
そこで、夜泣きで悩んだときの簡単なフローチャートを作成しました。
⬇︎夜泣きについてはこちらで詳しく⬇︎
夜泣きに悩んだらまずして欲しいこと
夜泣きに悩み始めたらまずして欲しいことは、赤ちゃんの睡眠記録アプリ(ぴよろぐなど)で記録をつけること。
夜泣きと一言で言っても、夜起きる頻度や時間、夜起きて泣く要因は様々です。
「夜泣きで辛い」と誰かに相談しても、ほとんどの場合「(はいはい。夜泣きね)今は辛くても成長したら自然と寝るようになるよ」とアドバイスされてしまう傾向が今でもあります。
主な養育者が抱える夜泣きの辛さを軽視されないように、睡眠記録アプリでお子さんの起きる頻度を可視化することで、生活を共にする家族に状況を理解してもらうことがまず大事です。
例えば、
・夜の前半に何度か起きる
・夜中〜朝方にかけて何度か起きる
・就寝〜朝方にかけて時間問わず頻回に起きる
・夜中に2〜3時間起きて寝ない
もちろんその他の判断材料も必要ですが、起きる時間帯や頻度は夜泣きの要因を特定する上で大事なポイントになる情報の1つです。
専門外来などの診察が必要な場合
夜泣き改善として、
●早寝早起き
●日中は明るく夜は暗く、昼夜の区別をつける
など、これ以外にも色々工夫できることはありますが、夜起きて泣く要因が体質の場合は専門外来などで診察が必要なものも。
癖による夜泣き
例えば、レストレスレッグズ症候群(むずむず脚症候群)の原因の1つは鉄分不足の場合がありますが、採血や鉄剤処方などの医療行為は睡眠コンサルタントにはできないため、医師の診察が必要になります。
https://www.childneuro.jp/modules/general/index.php?content_id=49(日本小児神経学会)
このように、不規則な生活や癖による夜泣きではなく、体質や体調不良などによる夜泣き(寝にくい・眠れない)は、掛かりつけ医もしくは睡眠外来などの診察を。
⬇︎夜泣き対策で気をつけたいこと|詳しくはこちら⬇︎
夜泣き=ネントレ?夜泣き=夜間断乳?
結論から話すと、夜泣き=ネントレや夜間断乳が改善策とは限りません。
ネントレ(メソッド)は、今現在の寝かしつけを別の寝かしつけに移行したり、今現在の寝かしつけの癖を無くすために用いられる方法です。
⬇︎夜間断乳について詳しくはこちら⬇︎
SNSやママアプリのコメントなどで、
ママ友にネントレを勧められたけど、本当はしたくないけどネントレしたほうがいいのかな
夫が職場の人に勧められてネントレやる気になってるけど、私はまだ抱っこやおっぱいで寝かしつけてあげたいと思ってる・・・
もう○ヶ月だからネントレしないと
上記のようなコメントをよく拝見します。
夜泣きの要因
大事なことは、
●寝かしつけや夜泣き対応を主に担当している保護者の気持ちや考え
●お子さんの夜泣きの要因に合ったアプローチ
あくまでも保護者とお子さんの様子が大事であり、尊重されるものであって欲しいと考えます。
ネントレはしてはいけないものではありません。
しかし、必ずしなくてはいけないものでもありません。
ネントレを行った子供に精神面の発達や愛着障害などの問題は見られなかったという研究結果
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22966034/(行動的乳幼児睡眠介入の有害性と有益性に関する5年間の追跡調査:無作為化試験)
⬇︎ネントレの失敗を減らすために大事なこと⬇︎
●うちの子の睡眠時間大丈夫かな
●これは夜泣きなのかな?ネントレしたほうがいいのかな?
●うちの子に合ったネントレを知りたい
●スケジュールを整えたくても何からしていいのかわからない
など、お子さんの睡眠についての不安やご質問は、お気軽にご相談ください
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