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おしゃぶりしてる赤ちゃん

【おしゃぶりのメリット・デメリット】いつから|いつまで|やめる時期は

おしゃぶり|いつから〜いつまで

おしゃぶりしてる赤ちゃん

おしゃぶりの使用目安は、生後3週間〜生後5・6ヶ月ごろまで。(指しゃぶり同様、無理に生後5〜6ヶ月でやめる必要はありません)

おしゃぶりは新生児から使用できるアイテムですが、おしゃぶりを吸うことで疲れてしまい、赤ちゃんが母乳をあまり飲めないこともあります。

そのため、母乳育児を希望している場合は、母乳育児が軌道にのってから(生後3週間ごろ)の使用をおすすめします。

赤ちゃんの原始反射には、口に入ったものを吸い出そうとする吸てつ反射(吸せつ反射)があり、この吸てつ反射(吸せつ反射)の出現と消失時期は胎児期後期から生後5〜6ヶ月まで。

おしゃぶりの癖がつくのが心配だったり、早めの卒業を考えている場合は、吸てつ反射が無くなる生後5〜6ヶ月ごろに卒業を。(それより早い時期、指しゃぶりができるようになったら、おしゃぶりから指しゃぶりに移行など)

しかし、おしゃぶりが無いよりあるほうが助かるご家庭があるのも事実なので、保護者がストレスを増やしてまで無理に生後5〜6ヶ月ごろにやめる必要性はありません。

メリットやデメリットを考え、どちらがより自分たちの家庭に合っているかで選択を。

おしゃぶり|メリット・デメリット

おしゃぶりのメリット
  • SIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクを下げる可能性がある(米小児科学会)
  • 入眠アイテム(寝つきがスムーズになる子がいる)
  • 泣き止んだり落ち着いたり、精神的に安定する面も

https://publications.aap.org/pediatrics/article/150/1/e2022057990/188304/Sleep-Related-Infant-Deaths-Updated-2022?autologincheck=redirected

おしゃぶりのデメリット
  • おしゃぶりで吸い疲れて哺乳量が減るリスクがある
  • 寝てるとき、おしゃぶりが口から取れるたびに泣いて起きる子もいる
  • 歯並びなどの心配(心配な場合は小児歯科に相談を)
  • 癖になるとやめるときに大変
  • 乳頭混乱のリスクがある
おしゃぶりが要因で夜間泣いて起きる場合の流れを図にしたもの

上記の図のように、

  1. 就寝時におしゃぶりをしたまま寝る
  2. 就寝中におしゃぶりが口から取れる
  3. 浅い眠りのタイミングで口におしゃぶりが無いことに気づく
  4. おしゃぶりを探すために、ウトウトから本格的に覚醒

①〜④の流れになっても、自分でおしゃぶりを見つけてまた咥えることが出来る年齢であれば問題ないですが、まだ幼い赤ちゃんにそれは困難です。

そのため、おしゃぶりを求めて泣いて訴え、その都度保護者が対応する繰り返し=親子共に頻回起床になる悪循環に。

これが、おしゃぶりによって夜間何度も起きる要因と考えます。(もちろん、このような癖がつかない子もいます)

このような場合は、特定の寝る方法(今回はおしゃぶり)と睡眠が関連づいているため、その関連づけを無くす=ねんねの練習(ネントレ)が改善策となります。(ネントレの前に睡眠の土台を整えることが大事です)

・赤ちゃんのねんねの練習ネントレについてはこちら

おしゃぶり|もし癖になってしまったら

おしゃぶりして寝てる赤ちゃん

おしゃぶりをやめるタイミング|小さい月齢

やめる必要性があれば、子供の発達に応じておしゃぶりをやめていく

●こぶししゃぶりや、指しゃぶりを始める頃(生後2〜3ヶ月ごろ)

●吸てつ反射(吸せつ反射)が無くなる頃(生後5〜6ヶ月ごろ)

おしゃぶりをやめるタイミング|大きな月齢

ある程度大きな月齢になり、おしゃぶりにも執着している月齢や年齢の場合、お子さんのタイプによってはキッパリとやめてしまう方法もありですが、急に無理やりおしゃぶりを取り上げるとお子さんのタイプによっては、他の癖(指しゃぶりが激しくなるなど)が出てしまう場合があるため、

●事前に口頭で伝え(おしゃぶりさんも今は寝んねさせてあげようねなど)、おしゃぶりの使用頻度を徐々に減らしていく

●言葉でのやり取りが可能な年齢(2歳ごろ〜)の場合は、時間をかけて子供におしゃぶり卒業を事前に伝えて、本人に心の準備をしてもらう(おしゃぶり我慢できた日は、ご褒美シールを貼るなどで子供本人の達成感とやる気を応援)

●おしゃぶりから別のアイテムに移行して、おしゃぶりの消失感を減らす(おしゃぶり→タオルケット、おしゃぶり→ぬいぐるみなど)

低月齢向け|おしゃぶりの寝落ち卒業
  1. おしゃぶりをいつも通り与える
  2. 吸いがゆっくりになったら口から離す
  3. 優しく親の手で赤ちゃんの顎を押し上げ、口を閉じさせる
  4. 泣いて求める場合は、再度与える
  5. また吸いがゆっくりになったら、口から離す
  6. 上記の繰り返しを1日数回
  7. 大事なポイントは、寝つくときにお口に何もないこと(お口におしゃぶりが無くても寝れることが目標)
  8. 低月齢且つ即効性がある方法ではないので、長い目で見て気長にチャレンジ

●おしゃぶりが無いと寝れない

●夜間おしゃぶりが取れるたびに泣いて起きる

など、睡眠の悩みを抱えている場合は、お気軽にご相談ください

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赤ちゃんのねんね相談®️ー夜泣き相談ー

●赤ちゃんのねんね相談 代表 ●NPO法人 赤ちゃんの眠り研究所 乳幼児睡眠アドバイザー ●子供心理カウンセラー

  • コメント ( 3 )

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  1. グリーン

    コメント失礼いたします。
    いま、7ヶ月の男の子を育てています。
    まさにおしゃぶりが外れて起きる事案で悩んでおりました。5ヶ月頃から睡眠退行が始まり、おしゃぶりがないと寝付けなくなり、最近になって夜に4、5回起きるようになってしまい、どうしようもならなくなっておりました。
    この記事を読んでご相談したく思い、ご連絡いたしました。よろしくお願いします。

    • グリーン様

      コメントありがとうございます。

      特定のアイテムで寝てくれるのはありがたい一方で、それがないと起きてしまうようになると辛いですよね。

      夜間4〜5回はかなりお辛いと想像します。

      おしゃぶりが無くても寝れるようになど、個別のご相談をご希望の場合、大変な中お手数ですがHPのお問合せよりご連絡お待ちしております。

      赤ちゃんのねんね相談  原田

      • グリーン

        返信ありがとうございます。
        相談はホームページからなんですね。検討させて頂きます。