●赤ちゃんのねんね相談 原田智恵
●NPO法人 赤ちゃんの眠り研究所 乳幼児睡眠アドバイザー
●相談実績900件(2023・12月時点)
赤ちゃんの睡眠についてや、夜泣きなどで悩んだとき、どこに相談したらいいかわからないママパパは、まだまだとても多いかと思います。
私自身も産後そうでした。
背中スイッチでおろせば起きて泣く、抱っこのまま座れば足スイッチで起きて泣く。
添い寝でトントンしても2時間泣き続けたうちの娘。
昼夜問わず歩き抱っこしていないと寝てくれない状況でした。
あまりに辛くて周囲や子育て支援窓口などで相談しても、
「いつか自然と寝るようになる」
「成長すればそのうち寝るようになる」
「抱っこできるのも今だけよ」
「お母さんなんだから頑張って」
「うちの子も夜泣きしたけど、今ではいい思い出よ」
もう頑張り過ぎて限界だから相談したのに、返ってくる言葉はアドバイスではなく根性論ばかり。
いつも相談後は余計に落ち込んでました。
改善策が全く無いなんておかしい。解決策が無いなら自分で調べてやる!と、寝ない娘を抱っこ紐で抱っこしながら半泣きで赤ちゃんの睡眠についての本を読み漁りました。
それまでは
「夜泣きは頑張って耐えるもの」
「赤ちゃんは寝かしつけてあげるもの」
と思っていましたが、
「耐えなくていいこと」
「寝かしつけは絶対しなくちゃいけないものでは無いこと」
「親だって辛いものは辛いと思っていいこと」
と知ったときは涙が出ました。
そして、睡眠改善を実際に行い成功しました。
「子供が泣かずに寝てくれる」
たったこれだけのことで、毎日自己嫌悪で自分を責めてばかりだった育児が激変しました。
赤ちゃんも私たち大人と同じ人間なので、どんなに工夫しても無理なこと(例えば、新生児期に夜通し寝て欲しいなど)はもちろんありますが、工夫できる睡眠問題、工夫次第で改善できる睡眠問題もあります。
子供が大事だからこそ悩みも不安も尽きないかと思いますが、その悩みや不安を少しでも減らすお手伝いをさせていただけたらと思います。
赤ちゃんのねんね相談 代表 原田智恵